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 特集: 木村伊兵衛賞 30年の歴史 
木村伊兵衛賞とは、写真界の芥川賞と言われ、土門拳賞と並び大変権威のある賞です。第1回が1975年度に行われ、2004年度で30回を数えました。

以下に過去に受賞した36人を挙げてみました。第1回受賞者、北井一夫から2004年度受賞の中野正貴まで、改めて眺めてみると、現在の写真界を牽引する巨匠から新進気鋭の作家まで、そうそうたる名前が並んでいます。

受賞作品はどれもその時代の最先端の作品と言ってよく、30年分の作品を見るということは、日本の写真史を見ることと同じといってよいでしょう。

個人的な意見ですが、良くも悪くも賞のあり方が大きく変化してきていると思います。特に90年代以降は、話題性を重視するようになったためか、技法が新しい作品が注目される傾向があります。そのせいで抽象的で難解、企画勝負な写真が受賞している傾向があると思います。本当に内容の優れた作品に賞を送るべきだと思うのですが・・・

木村伊兵衛賞の30年を取り上げた「36フォトグラファーズ―木村伊兵衛写真賞の30年」が木村伊兵衛賞を主催している朝日新聞社から出版されています。(左側)
興味をもたれた方には、一読されることをお勧めします。
<-詳しくはタイトルをクリック!

第1回 1975年度
北井一夫
「村へ」
日本の原風景である「村」への回帰をテーマにした作品。

全国の村を回り、その叙情的な風景とそこに住む人々が活き活きと描かれています。

秋田、横手(1974年)で撮られた、家の縁側の窓越しに微笑む少女の写真が印象的です。

モノクロ作品
第2回 1976年度
平良考七
「パイヌカジ」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
「パイヌカジ」とは南風という意味。

沖縄出身の作者が、自らの故郷を写した作品。

モノクロ作品

第3回 1977年度
藤原新也
「逍遥游記」
ブレやボケ、四隅のケラレなどを活かした独自の表現で、アジア各国を撮影。

落ち着いた色彩のカラー写真です。

椅子に座り家具にもたれかかる中国の老父の写真が印象的です。
第4回 1978年度
石内 都
「APARTMENT」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
ヤカンとカサ、そこに住む人々を、粒子の荒れたモノクロフィルムで、リアルに描いた作品。

ヤカンとカサが一緒につるされていたり、当時のアイドルのポスターを壁に貼った青年の部屋からは、生活感がにじみ出ています。
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第5回 1979年度
倉田精二
「ストリート・フォトランダム 東京 75-79」
岩合光昭
「海からの手紙」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
夜の歓楽街など都市に渦巻く欲望を、クリップオンフラッシュを使用して鮮烈に表現した作品。

写真集の表紙には、全身入れ墨で、日本刀を持った男性が写されています。
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
世界各地の動物たちの生きる姿を通して、人間へメッセージを投げかける作品。

オオサマペンギンの大群には圧倒されます。

人間を含めた動物は、この自然に生かされていることを痛切に実感する作品です。
第6回 1980年度
江成常夫
「花嫁のアメリカ」
戦後の社会問題である戦争花嫁を題材にした作品。

戦争花嫁となってしまった女性のポートレートと、アメリカの風景、星条旗と日の丸のイメージカットが組み合わされており、印象深い写真集となっています。

モノクロ。

第7回 1981年度
渡辺兼人
「既視の街」
すでに見慣れている都市風景を、淡々としたイメージとして表現した作品。

ブローにフィルムによるきれいなモノクロ作品です。
第8回 1982年度
北島敬三
「ニューヨーク」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
都市の喧騒が渦巻くニューヨークを力強くスナップした作品。

人間の顔をアップで切り取るといった、暴力的な手法を用いています。

ミック・ジャガーなどの著名人も登場します。
第9回 1983年度
該当者なし
作品なし 木村伊兵衛の没後10年目という節目を迎えて、該当者なしという異例の結果となった唯一の年。

ノミネートされた写真家には、「管洋志」、「田原桂一」、「本橋成一」、「野町和嘉」などの名前が並んでいます。

第10回 1978年度
田原桂一
「エクラ」
「窓」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
部屋の壁に映った光の反射を、ボケを利用して心象的に表現した作品。
第11回 1985年度
三好和義
「RAKUEN」
モルディブ、タヒチ、セイシェルなど、いわゆる南の島を「楽園」と位置づけ、コントラストの高いカラーで、とにかく美しく撮影した作品。

楽園はシリーズ化され、現在でも新作が発表されています。
第12回 1986年度
和田久士
「アメリカン・ハウス」
アメリカ各地の家を記録写真のように撮影された建築写真。

きれいなカラー写真で、アメリカの家のカラフルさがよく伝わってきます。

第13回 1987年度
中村征夫
「全・東京湾」
「海中顔面博覧会」
国内外の海を撮影し続けている海中写真の第一人者、中村征夫による、海洋生物のユーモアあふれる表情を記録した作品。
第14回 1988年度
宮本隆司
「建築の黙示録」
廃墟ブームを巻き起こした宮本隆司の、廃墟から見る都市文明論的写真集。

日比谷映画劇場、浅草松竹(旧帝国館)、中野刑務所や筑波万博の解体風景が、撮影されています。

モノクロ作品
第15回 1989年度
星野道夫
「ALASKA」
20年間にわたってアラスカの自然や野生動物を撮影し続けた作品。

迫力ある氷河の崩壊シーンや、雪解けのツンドラをさまようカリブーなど、雄大なアラスカが記録されています。

第15回 1989年度
武田 花
「眠そうな町」
身近な街の景色を、作者独自の空気感で捉えた作品。

家のドア、壁に落ちている影を印象的に切り取っています。
第16回 1990年度
今 道子
「EAT」
作者自身が作成した、魚介類や果物を組み合わせて作られた奇怪な造形物を撮影した作品。

イナダで作られた帽子、イカのスニーカー、うるめいわしのひまわりなど、
写真より彼女自身が作り上げた造形物のインパクトが強く感じられます。

モノクロ作品
第17回 1991年度
柴田敏雄
「日本典型」
自然の中に食い込んだコンクリートなどの人工物を、大型カメラにより高精細に撮影した作品。

その背景にある自然破壊という社会問題にスポットがあてられています。

第18回 1992年度
大西みつぐ
「遠い夏」
人間を都市を構成する物のひとつとして捉えた作品。

都市スナップに新境地を切り開きました。

コントラストが強くカラーが鮮烈な作品です。
第19回 1993年度
豊原康久
「street」
街ですれ違う女性たちの様々な仕草や表情をスナップした作品。

代々木公園や渋谷の宇田川町などで撮影されています。

モノクロ作品
第20回 1994年度
今森光彦
「世界昆虫記」
長年にわたり昆虫を撮影、また虫そのものだけではなく、それを取り巻く人間や自然環境にも着目した作品。

電球の周りを飛ぶスカラヤママユガの軌跡を長時間露出で表現したりと、美しい色合いで絵画的な写真になっています。

ふぉとなびお勧め作品です。



第21回 1995年度
瀬戸正人
「Living Room Tokyo」
「Silent Mode」
「Silent Mode」は、電車に乗る女性の仕草や表情から、現代日本の一面を浮き彫りにした作品。

「Living Room Tokyo」は、現代東京に住む様々な人種の部屋を、リアルに撮影した作品。

部屋に貼られているポスターや家具などから、その人間の性格や時代背景もうかがい知る事ができます。
第22回 1996年度
畠山直哉
「LIME WORKS」
1986年から94年にかけて、国内の石灰工場やセメント工場を撮影した作品。

工場の造形的な面白さや色彩的な美しさを、独自の色合いで表現した作品。

第23回 1993年度
都築響一
「珍日本紀行」
全国各地の珍妙な光景を写した作品。

水戸のガマ像や秘法館など、面白おかしい風景から、現代日本の不思議さを表現しています。
第24回 1998年度
ホンマタカシ
「TOKYO SUBURBIA 東京郊外」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
東京郊外の風景と子供のポートレートを組み合わせた作品。

独特の色彩感覚で、クールで淡々と現代日本を表現しています。
第25回 1999年度
鈴木理策
「KUMANO」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
恐山や熊野など、日本の聖地への旅。

車窓からの光景などを交えて、聖なる土地を心象風景として表現しています。

第26回 2000年度
HIROMIX
「HIROMIX WORKS」
蜷川実花
「Pink Rose Suite」
「Sugar and Spice」
長島有里枝
「PASTIME PARADISE」
2000年度受賞した3人娘のうちの一人。

自分も含めた被写体全てを、感覚的で遊戯的に捉えた作品。
演出家、蜷川幸雄の娘。

コントラストの強い独特の色彩感覚と、詩的な映像世界。
自分と身近な人々を感覚的に撮影することで、家族や場所、時間の関連性を、ストレートに表現した作品。

第27回 2001年度
松江泰治
「Hysteric 松江泰治」
川内倫子
「うたたね」 「花火」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
世界の丘陵や地勢のイメージをコントラストの弱いモノクロ写真で表現。非常に緻密に撮影された風景写真です。 作者の身近な光景を、性格が現れているかのような、やさしい色合いで表現。

独特の柔らかなタッチが、何気ない日常を心象風景へと変化させています。

第28回 2002年度
オノデラ ユキ
「cameraChimera」
佐内正史
「MAP」
古着のポートレート、空飛ぶ缶詰など、光を駆使した幻想的な作品。

まさにアヴァンギャルドな写真集です。
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
さりげない日常を、独特の色と空気感で表現した作品。

第29回 2003年度
澤田知子
「Costume」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
様々な職業のコスチュームに扮したセルフポートレート。現代日本の風刺も感じられます。

日本のシンディー・シャーマンとして海外でも評価されています。
第30回 2004年度
中野正貴
「東京窓景」
東京をビルやマンションの窓越しに撮影した作品。

窓の中の景色と外の景色の対比も面白いです。

第31回 2005年度
鷹野隆大
「IN MY ROOM」
申し訳ございません。
現在、
取り扱っておりません
オリジナリティあふれるポートレート集。

ありきたりのポーズながら、衣服をなくすことで、人間の非日常的な魅力を表現しています。

第32回 2006年度
本城直季
「Small Planet」
梅佳代
「うめめ」
大判カメラのアオリを利用して現実世界をミニチュアのように撮影した作品。

これが本当にミニチュアに見えてしまうから不思議。

日常で起こるちょっとしたユーモアあふれる場面をスナップした作品集。

これを見るとちょっと元気な気分になれます。

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